恋愛編
再会
久しぶりに会ったあなたは、
少しずつ変わっていた。
物思いにふけるあなたの横顔。
少し伸びた感のある茶色がかった黒髪。
綺麗でなめらかな肌をなぞってゆく。
その先には、私の好きな手。
あなたを眺めている程に、
懐かしさと、いとしさと、恋心が溢れてくるね。
私が失くしてしまい、失くしたくなかった
友達は、少し低めの声で呼びかけてきていた。
この気持ちは失くしたくないけど、
あきらめなければいけないものもあるよね。
またいつか、
大切な友達として会いたいと思えますように。