恋愛編
神様の季節真夏の扉を開けに行こう
あなたに会うために。 瑠璃色に輝く鍵はポケットに入れておくね
どうして気づかなかったんだろう
こんなに近くであなたがほほえんでいたのに
私に手を伸ばしてくれていたのに
それにさえ私は気づかなかった
真夏から秋へ移りゆく寒さは
私の感覚を鋭敏にする
気づいた時にはもう遅くて
寒くて寒くてしょうがない
真夏の扉を閉めに行こう
季節はずれはタブーだから
そして
真夏の扉を開けに行こう
また、いつかあなたに会うために。
瑠璃色に輝く鍵は胸にしまっておくね
今度は、私があなたを探し出すね
春の風に乗って 夏の雨にまぎれて
秋の風に舞って 冬の雨におちて
私があなたを探し出すね