何処にも当て嵌まらない編
白い奴が呼んでいる
普段は、
ふとんに入ると、再び目を開ける間もなく眠りにつく私が、
2度、目を開き、足を曲げ、足を伸ばし、再び目を閉じる。
3度、目を開き、うつぶせになって、呼吸をキらす。
今日は、
眠れない、特別な日みたい。
あおむけになって、目を開けた。
光がある
音がある
カーテンのすきまから乱れ込む光は壁にぶち当たり
照らす
光の正体は、月?電灯?
照らす
私のまぶたを蹂躙する
ふとんを蹴りあげ、飛び出そうぜ
外に?
ホットミルクを飲みに。